壱のこだわり
当店では、風味豊かで香り高いよもぎを使ったうどんを提供しています。
ここでは、「よもぎうどん」に対するこだわりについてご紹介させていただきます。
蓬(ヨモギ)のこだわり。
新鮮な国産のヨモギを使用しています。よもぎの旬は3月から5月頃とされており、春に咲く柔らかいヨモギを使用しています。
下処理も徹底しております。よもぎは新鮮さが重要ですが、それ以上に下処理が肝心です。当店では、収穫されたよもぎをすぐに丁寧に洗浄し、独自の方法で下処理を行っています。このプロセスを通して、苦みを抑えつつも、よもぎ本来の味わいを失わないように工夫しています。また、風味を最大限に活かすため、細かい手作業で葉の一つ一つを確認し、品質の高いものだけを選り分けています。
よもぎにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、古くから薬草としても親しまれています。当店の調理法は、うどんに練り込む工程で栄養をしっかりと残すことを重視しており、ゆで時間や温度の管理に徹底的にこだわり、よもぎの健康成分を逃さずにうどんの中に閉じ込めています。これにより、よもぎうどん一杯でしっかりとした栄養が摂れるのです。
香り、色、味。それぞれを味わえる一品です。
麺のこだわり。
当店のうどんは、よもぎの風味と小麦の香ばしさが調和するよう、絶妙な配合を追求しています。小麦粉には国産の上質なものを選び、さらに適度な弾力ともちもち感を出すため、よもぎとの配合を一つひとつ微調整。これにより、麺自体からほのかに香るよもぎと、しっかりした小麦の旨みを楽しんでいただけます。
当店の麺には独自の熟成工程を取り入れています。練り上げた生地を一定時間寝かせることで、よもぎと小麦粉の成分がしっかりと絡み合い、うどんのコシと深い風味が引き出されます。季節や湿度によって微妙に熟成時間を調整し、いつでも最良の食感と香りを保つようにしています。この熟成が、よもぎうどんならではの「もちもち」と「つるつる」を同時に感じられる麺を実現しています。
うどんの麺は気温や湿度に大きく左右されるため、四季折々の気候に合わせて調整を行っています。たとえば、夏場は少し硬めに仕上げることで、暑い日でもさっぱりとした喉ごしを楽しんでいただけるようにしています。一方で、冬場は少し柔らかめに仕上げ、温かいスープとともに温もりを感じられるようにしています。季節に応じて微細に変化するうどんの仕上がりを感じていただければと思います。
つゆのこだわり。
つゆの要となるだしには、上質な素材のみを使用しています。香り高い昆布、深い旨みを持つかつお節、そしてふくよかな甘みのあるしいたけなどを厳選し、絶妙なバランスで配合。特に、かつお節は鹿児島産の一本釣りのものを選び、香りと旨みが一体となるように工夫しています。この組み合わせにより、さっぱりとしながらも奥深い味わいのだしが完成します。
だしを取る際は、低温でじっくりと時間をかけて抽出しています。この低温抽出により、素材の本来の旨みや甘みがしっかりと引き出され、雑味のない澄んだ味わいのつゆが仕上がります。急がず、ゆっくりと旨みが出るようにすることで、シンプルながらも深みのある味わいを実現しています。
「また食べたいな。」そう思って頂けるお店を目指して。
当店では、お客様に安心してお召し上がりいただけるよう、「安全・安心」を最優先に考えた取り組みを行っています。どんなに美味しい料理でも、安心して食べられるものでなければ、心からご満足いただけません。当店では、食材から調理、店舗衛生に至るまで、徹底したこだわりを持って日々の営業に取り組んでおります。
安全・安心へのこだわり。
素材が届いた後は、品質に問題がないか厳格に管理しています。温度や湿度の管理を徹底し、鮮度が保たれた状態でお客様に提供できるようにしています。また、衛生基準を満たす専用の調理エリアでうどんの仕込みやつゆの調理を行い、常に高い衛生状態を保つことに努めています。これにより、食中毒などのリスクを最小限に抑えています。
スタッフ全員が、衛生管理の基本をしっかりと身につけるよう、定期的に衛生教育を受けています。調理器具や食器の洗浄・消毒はもちろんのこと、手洗いや清掃なども徹底し、毎日の営業において衛生管理を怠りません。また、外部の専門業者による定期的な衛生チェックも実施し、第三者の視点からの衛生管理にも力を入れています。
お客様に安心してお食事いただける環境づくりを何よりも大切にしています。安心・安全のこだわりから生まれる、健康的で美味しいよもぎうどんをぜひ心ゆくまでお楽しみください。